OpenPoseなどのControlNetは商用利用できる?ライセンス・商用利用可能な機能について徹底解説!

Stable Diffusion

Stable Diffusionを用いた画像生成において、「ControlNet」は非常に便利で魅力的な機能として知られています。

しかし、「ControlNet」を利用する際、商用利用に関する問題は生じないのでしょうか?

さらに、「ControlNet」とは別に、「OpenPose」のライセンス条件にも注意が必要です。

この記事では、「ControlNet」と「OpenPose」の商用利用とライセンス条件について詳しく解説します。

是非この情報を活用して、皆さんのプロジェクトや活動に役立ててください!

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ControlNetとは?

ControlNetは、Stable Diffusionを利用した画像生成において、細かなイラストの描写を可能にする拡張機能です。

Stable Diffusionを使用している際に、プロンプトが正確に反映されない、もしくはさらに精度高く画像を生成したい場合に、ControlNetが非常に便利なツールとなります!

ControlNetにより、プロンプトだけでは指示しきれないポーズや構図の細かな指定が可能になり、イラスト生成の幅が大きく広がります。

ControlNetの主な利点としては、キャラクターの特徴を維持しつつ色や画風を変更できること、線画に着色・彩色すること、同じ顔や服装を指定すること、ポーズや構図を自由に設定できることなどが挙げられます。

また、ノイズが発生した画像からでも高品質の画像を生成できるという特長もあります。

ControlNetを使うことで、以下のような機能を利用できます!

  • canny:線画を使用してポーズを指定する。
  • openpose:棒人間を使用してポーズを指定する。
  • depth:画像の深度を変更する。
  • scribble:抽象的な線画から画像を生成する。
  • inpaint:選択した範囲を修正する。
  • reference:元画像の絵柄を保持して画像を生成する。
  • mlsd:画像から直線部分を抽出する。
  • tile:画像をアップスケールする。

これらの機能を組み合わせることで、ユーザーは自身の具体的なニーズに応じた画像を生成できるようになります。

※ControlNeの機能やメリット、導入方法などについては、以下の記事で詳しく解説しています!

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ControlNetは商用利用可能?

Mikubillによって開発されたControlNetはGPL-3.0ライセンスの条件の下で商用利用が可能です。

GPL-3.0が商用利用を禁止していないため、ControlNetを使用した製品やサービスの開発、販売が許可されています。

ただし、商用目的でMikubillのControlNetを利用する場合でも、基本的にはライセンスの要件を満たす必要があります。

ControlNetは商用利用するときの注意点

MikubillによるControlNetの商用利用を検討する際には以下の点に注意が必要です。

  • 変更の公開義務
  • ライセンス条件の遵守
  • 法律専門家の相談

それぞれ詳しく見ていきましょう!

変更の公開義務

MikubillのControlNetのコードに変更を加えた場合、その変更点を公開する必要があります。これは、変更を加えたソースコードをGPL-3.0ライセンスで配布することを意味し、商用利用において重要な考慮事項となります。

ライセンス条件の遵守

GPL-3.0ライセンスの全条文を理解し、遵守することが絶対条件です。特に、オープンソースコードを商用製品に組み込む際は、MikubillのControlNetを含むライセンスの条件が製品全体に影響を及ぼす可能性があるため、法律的な側面からの確認が必要です。

法律専門家の相談

ライセンス条文の解釈や適用に不安がある場合は、法律専門家に相談することを強くお勧めします。これにより、商用利用がMikubillのControlNetのGPL-3.0ライセンスの条件を遵守していることを保証し、将来的な法的問題を回避することができます。

Mikubillによって開発されたControlNetのGPL-3.0ライセンスのもとでの商用利用は許可されていますが、その利用はライセンスの条件に厳格に従う必要があります。

※より詳細な情報やライセンスの全条文については、MikubillのControlNetのGitHubページを参照してください!

GitHub - Mikubill/sd-webui-controlnet: WebUI extension for ControlNet
WebUI extension for ControlNet. Contribute to Mikubill/sd-webui-controlnet development by creating an account on GitHub.
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CMUのOpenPoseは商用利用不可なので注意!

カーネギーメロン大学(CMU)のPerceptual Computing Labが開発したOpenPoseは、GitHubページに掲載されているライセンス情報によると、OpenPoseは商用目的での利用が許可されていません

具体的には、このソフトウェアは研究や教育目的での使用を主な目的としており、商用利用に関しては別途ライセンス契約が必要とされています。

つまり、OpenPoseをビジネスや製品開発に利用したい企業や開発者は、CMUとの間でライセンス契約を結ぶ必要があり、追加の費用や条件が伴う可能性があります。

CMUのOpenPoseは商用利用商用したい場合

CMUのOpenPoseを商用利用したい場合、以下の点に注意してください。

  • ライセンス契約の締結
  • 追加費用
  • 法的責任と制限

それぞれ詳しく見ていきましょう!

ライセンス契約の締結

OpenPoseを商用目的で利用するには、CMUとの間でライセンス契約を結ぶ必要があります。ライセンス契約には、契約条件の交渉や合意形成が含まれます。

追加費用

商用ライセンスの取得には追加費用がかかる場合があります。この費用はプロジェクトの規模や使用条件によって異なるため、事前にCMUと相談し、予算計画を立てることが重要です。

法的責任と制限

商用ライセンスには、使用条件や法的責任に関する特定の条項が含まれる可能性があります。利用規約を慎重に検討し、企業の法務チームと協力して、契約条件を完全に理解することが不可欠です。

CMUのOpenPoseの商用利用にはCMUとのライセンス契約が必要となります。OpenPoseや類似の技術を商用プロジェクトに利用する場合は、ライセンス条件をしっかりと確認し、必要な手続きを遵守することが重要です。

※CMUのOpenPoseのライセンスや商用利用に関する詳細情報については、以下のGitHubページを参照してください!

GitHub - CMU-Perceptual-Computing-Lab/openpose: OpenPose: Real-time multi-person keypoint detection library for body, face, hands, and foot estimation
OpenPose: Real-time multi-person keypoint detection library for body, face, hands, and foot estimation - CMU-Perceptual-Computing-Lab/openpose

DWPoseは商用利用可能な新機能!

DWPoseは、最新のポーズ推定技術を活用した画期的なツールであり、特に商用での利用が注目されています。

ここからは、DWPoseの基本情報、OpenPoseとの比較、そしてその商用利用のついて詳しく解説します!

DWPoseとは

DWPoseは、IDEA Researchによって開発された先進的なポーズ推定ソフトウェアです。

深層学習を基盤として、人間の姿勢をリアルタイムで高精度に推定する能力を持ちます。

DWPoseは、スポーツ分析、健康管理、エンターテイメント、さらには仮想現実(VR)や拡張現実(AR)のアプリケーションなど、幅広い分野での応用が期待されています。

OpenPoseとの比較

DWPoseは、ポーズ推定技術における先駆者であるOpenPoseとよく比較されます。

OpenPoseは、カーネギーメロン大学(CMU)が開発した技術であり、これまで幅広いアプリケーションで利用されてきました。

しかし、CMUのOpenPos商用利用に際してはCMUとのライセンス契約が必要となります。

一方、DWPoseは、商用利用に関してより柔軟なライセンス条件を提供しているため、利用者はより容易にDWPoseを使うことができます。

また、DWPoseは最新の深層学習モデルを採用しているため、特定の条件下ではOpenPoseよりも高い精度や効率を実現する可能性があります。

DWPoseは商用利用可能

DWPoseのGitHubページによると、商用での利用が可能です。

ライセンスの詳細や、具体的な使用条件は公式文書で確認する必要がありますが、DWPoseは商用利用において比較的柔軟なオプションを提供することで、様々な業界でのイノベーションを促進すること目指しています。

ただし、DWPosを商用利用するためには、適切なクレジット表記の実施や、必要に応じたIDEA Researchとの協議が必要です。

※ライセンスや商用利用に関するさらに詳しい情報をお求めの方は、IDEA ResearchのDWPoseのページを参照してください!

GitHub - IDEA-Research/DWPose: "Effective Whole-body Pose Estimation with Two-stages Distillation" (ICCV 2023, CV4Metaverse Workshop)
"Effective Whole-body Pose Estimation with Two-stages Distillation" (ICCV 2023, CV4Metaverse Workshop) - IDEA-Research/DWPose

まとめ

いかがでしたでしょうか?

OpenPoseなどのControlNetは商用利用について解説してきました。

今回のポイントをまとめると、以下のようになります。

  • ControlNetは、開発者の定める規約に違反しない範囲であれば、商用目的での利用が可能です。
  • カーネギーメロン大学(CMU)によって開発されたOpenPoseについては、原則として商用利用が許可されていません。
  • DWPoseは商用目的での利用が可能ですが、利用前には必ず利用規約を確認しましょう。

ControlNetとOpenPoseは、画像生成とポーズ推定において非常に便利で、多くの活動にとって欠かせない機能です。

しかし、これらの商用利用に際しては、権利に関する注意が必要です。

この記事が、権利問題に関する理解を深める助けになれば幸いです。

また、ComfyUIに関する詳細情報は別の記事で解説していますので、そちらも合わせてご確認ください!

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