パーソルキャリア株式会社が「企業の新卒採用における生成AI(ChatGPT等)利用実態」に関する調査を行い、その結果を公表しました。
このAIニュースのポイント
- 新卒採用業務において生成AIを利用している企業は全体の約11.4%に過ぎず、多くの企業がまだAIを導入していません。
- 企業の約7割が学生の生成AI利用に肯定的であり、特に「業界・職種研究」「企業分析」での利用が望ましいとされています。
- 企業や学生の生成AI利用が採用要件にどのような影響を与えるかについては、多くの企業が未知数と考えています。
調査結果によると、新卒採用業務で生成AIを活用している企業は11.4%にとどまり、88.6%の企業がAIを利用していないと回答しています。生成AIを利用している企業では、「スカウト文面の作成」「募集要項の作成」が主な利用シーンであり、65%の企業がAI利用によりプラスの影響があったと感じています。
学生の生成AI利用については、企業の約7割が肯定的な見解を示しており、「業界・職種研究」「企業分析」での利用が望ましいと考えています。しかしながら、学生が就活で生成AIを利用すべきでないと回答した企業の約半数は、「生成AIに頼らず選考に臨んでほしい」という理由を挙げています。
出典: PRTimes