GMOリサーチ株式会社が日本と米国のモニターを対象に「生成AIの利用実態・意識に関する調査」を実施し、その結果を公開しました。調査は、生成AIの利用に関する洞察を提供し、意識を高め、活用を促進することを目的としています。
このAIニュースのポイント:
- 生成AIの業務利用経験は、米国が29.5%、日本が10.7%で、米国の方が進んでいます。
- 生成AIを「チャンス」と考える人は、米国が日本の約2倍であり、米国では利用および理解が進んでいることが示唆されます。
- 生成AIの業務利用経験者は未経験者に比べて、「チャンス」と考える人の割合が、日本で56ポイント、米国で36ポイント増加しています。
GMOリサーチ株式会社は、日本と米国のモニター2,095名を対象に、「生成AIの利用実態・意識に関する調査」を実施しました。この調査は、生成AIの利用に関する洞察を提供し、意識を高め、活用を促進することを目的としています。調査サマリーによれば、AIに対して肯定的な人の割合は日米間で大きな差はなく、生成AIを利用したことがある人は米国が29.5%、日本が18.7%で、米国の方が進んでいます。また、生成AIの業務利用経験は米国が29.5%、日本が10.7%であり、米国の方が進んでいます。
業務で利用していない理由としては日米ともに「利用方法がわからない」という意見が最も多く、勤務する会社への生成AIの影響を「チャンス」と考える人は、米国が日本の約2倍でした。生成AIの影響が「チャンス」と考える回答と、勤務する会社の活用姿勢が「積極的」という回答は正の相関関係がみられました。生成AIの業務利用経験者は未経験者と比べ「チャンス」と考える人の割合が、日本で56ポイント、米国で36ポイント増加しました。
調査の総論では、生成AIの利用状況についての日本と米国の比較から、両国にその利用経験の大きな差は見られなかったものの、業務利用については米国の方が日本より進んでおり、会社に与える影響についてもポジティブに捉えていることが伺えました。一方、日本ではまだ積極的な姿勢や利用実態が限定的であることが示唆されました。
出典: PRTimes