ChatGPTで人生相談してみた！相談のコツ・注意点も紹介

実は今、恋愛・就職・人間関係など、誰にも話せない悩みをChatGPTに打ち明ける人が増えています。

「家族や友達に話すより、気持ちが楽だった」「丁寧に聞いてくれた」という声も聞かれます。

しかし「AIに相談なんてできるの？」「正論しか言われないんじゃない？」と疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。

本記事では、リアルな人生相談を実際にChatGPTに持ちかけ、やりとりした過程を掲載しています。

どんな答えが返ってくるのか、本当に相談に乗ってくれるのか気になる人はぜひ読んでみてください。

監修者プロフィール

森下浩志

日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

【結論】ChatGPTに人生相談するのはアリ

ChatGPTは、スマホひとつで気軽に話せる相談相手。AIなので悩みを否定されたり、説教されたりすることなく、あなたの感情を受け止めてくれます。

実際に利用して「少し前向きになれた」「客観的な意見が聞けた」という声も多く聞かれます。

また、ChatGPTは相談の中で「どうしてそう思う？」「問題が起こったときどんな気持ちだった？」など問いかけてくれる場合があり、思考を深めるきっかけになるのです。

ChatGPTを使っているなら、その使いやすさを感じているはず。この記事で紹介する注意点やコツを押さえれば、人生相談に使うのも大いにアリです！

ChatGPTへの相談が向いている人の特徴3選

ChatGPTへ人生相談するのに向いている人の特徴は以下のとおりです。

1つずつ解説していきます。

一人で抱え込みがちな人

「家族や友人には心配をかけたくない」と感じるタイプの人は、ChatGPTへの人生相談をおすすめします。

悩みを人に打ち明けたいとき「『こんなことで』と思われないかな」「相談したら相手の負担になるかも」と不安になる人もいるでしょう。

しかし、ChatGPTへの相談ではこうした気遣いが必要ありません。

誰にも言えない胸の内も、AIが相手なら安心して打ち明けられます。悩みを抱えがちな人は、ぜひChatGPTに話してみてください。

感情を整理したいけれど言葉にできない人

感情の言語化と整理が苦手な人も、ChatGPTへの相談が向いています。

ChatGPTとの対話を通じて、漠然としていた感情や状況が明確になり、複雑に感じていた思考が言語化されていくからです。

ChatGPTはあなたの言葉をいつまでも待ってくれますし、時には「つまり、こういうことですか？」と確認の質問を投げかけてくれます。

質問に答えると、自分でも「なるほど！」と気付きが生まれ、悩みの解決に少しずつ近づいていきます。

ChatGPTとのやり取りで、本当は何に悩んでいたのか、これからどうしたいのかが見えてくるでしょう。

カウンセリングはハードルが高いと感じている人

「カウンセリングに行くほどではないけど、今の気持ちを誰かに聞いてほしい」と思っている人にも、ChatGPTは最適です。

専門家に相談することに心理的なハードルを感じていたり、時間や費用の面でためらったりする人もいるでしょう。ChatGPTなら、場所や時間、費用を気にせず、自分のペースで相談できます。

本格的なカウンセリングではありませんが、誰かに話を聞いてもらう安心感や、思考を整理する機会は得られます。まずは、一言「相談に乗って」と話しかけてみてください。

ChatGPTに人生相談してみた！実例7選

ここでは、実際の人生相談の例をまとめましたので参考にしてみてください。

人生相談は、プロンプトとしてきれいにまとめなくともOKです。会話するように使ってみましょう。

1.進路の相談

【大学の学部に関する相談】

【将来への不安についての相談】

2.就職・転職の相談

【就活に関する相談】

【転職に関する相談】

3.友人や職場の人間関係の相談

【友人との関係に関する相談】

【職場の人間関係に関する質問】

このように、さらに問題を深掘りするために提案してもらえます。どんどん会話して悩みを整理できますよ。

4.恋愛・結婚の相談

【恋人に関する相談】

ChatGPTは、悩み事の整理だけでなく自分の心を落ち着けて冷静に考えるためのアプローチも提案してくれます。

【結婚に関する質問】

5.夫婦関係の相談

【パートナーとの距離に関する質問】

【パートナーとのコミュニケーションに関する質問】

6.子育ての相談

【子どもの発達に関する質問】

【子育てで感じるイライラについての相談】

7.生きづらさの相談

【職場で感じる生きづらさについての相談】

【日常で感じる生きづらさについての相談】

ChatGPTに人生相談するときの注意点

ChatGPTへの人生相談には、以下の点に注意しましょう。

順番に解説していきます。

AIは重大な判断には向かない

ChatGPTは思考整理に役立つツールですが、深刻な状況での判断や緊急対応を要する場面には向きません。

健康や法律に関わる問題の場合、高度な知識がなければ対応できないケースもあります。ChatGPTの回答を鵜呑みにせず、専門家への相談も検討しましょう。

ChatGPTはあくまでもツールであり、医師やカウンセラーなどの専門職ではありません。

最終的な決断をするのは自分自身です。提供されるアドバイスは、あくまで参考意見として受け止めてみてください。

話した内容が完全に秘密にされるとは限らない

ChatGPTとの会話は、プライバシー保護の観点から慎重に進める必要があります。会話の内容は、システム改善のために活用されるケースがあるからです。

自分の氏名や住所などはもちろん、他人の個人情報も含めないよう注意しましょう。

どうしても具体的に伝えたい場合は、個人情報の部分をできるだけぼかして伝えるのがおすすめです。

同じ相談でも毎回答えが変わる場合がある

ChatGPTは、一貫した人格を持っているわけではありません。

そのため、同じ相談内容でも違う回答が返ってくる可能性があります。これは、AIが学習しているデータやモデルの特性にも関係しています。

「前回とは違うことを言われた」と混乱するかもしれませんが、ChatGPTは多角的な視点や客観的な意見を提供してくれるツールとして捉えてみましょう。

ChatGPTの回答は、絶対的な正解ではありません。参考意見として「こんな考え方もあるんだ」と前向きに受け取ると、問題に対する視野がぐっと広がります。

ChatGPTでうまく人生相談するためのコツ3選

ChatGPTに人生相談するとき、押さえてほしいコツは3つあります。

1つずつ見ていきましょう。

相談内容を具体的にして、ひとつにしぼる

ChatGPTに人生相談をするときは、できるだけ相談内容を具体的に、ひとつに絞って伝えるのがコツです。

例えば「仕事がうまくいかない」と漠然と伝えても、ChatGPTから的確な回答を出しづらく、曖昧な返答になる場合があります。

「新しいプロジェクトでチームメンバーと意見が合わず、どのように自分の意見を伝えたら良いか悩んでいる」というように、具体的な状況を伝えれば、より精度の高い回答が得られます。

相談する際は、以下の点を盛り込むと良いでしょう。

悩み事・問題を構成する要素を整理して段階的に話を進めると、ChatGPTの理解度が深まり、悩みに寄り添ったアドバイスがもらえます。

質問の仕方を変える

ChatGPTの回答が求めているものと少し違ったり、しっくりこなかったりした場合は、質問の仕方を変えて再質問してみるのがおすすめです。

「別の視点から教えてほしい」「もっと優しい言い方で答えてほしい」「具体的な解決策を提案してほしい」など、ChatGPTに追加の指示を与えてみましょう。

異なる角度からの回答や、あなたの望むトーンでの回答を引き出せます。

質問の仕方を工夫すると、ChatGPTとの対話の質が格段に向上するので試してみてください。

ChatGPTから質問してもらう

より深く自分の悩みと向き合い解決に向かうために、ChatGPTに「何か質問してほしい」と促すのも良い方法です。

「私の状況について、何か質問はありますか？」「この問題について、もっと深く考えるための質問をお願いします」と伝えてみましょう。あなたが思いつかなかった切り口で問いを投げかけてくれます。

自分では問題の一部分しか見えていなかったと気付いたり、これまで意識していなかった感情や思考に光が当たったりする場合もあります。

ChatGPTからの質問で洞察が深まり、問題の本質にたどり着くきっかけになりますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

ChatGPTを使った人生相談に向いている人の特徴や注意点、相談事例、うまく活用するためのコツを幅広く紹介しました。

この記事の内容をまとめると次のようになります。

ChatGPTは、気軽に相談できる相手として多くの人の支えになり得るAIです。

「ちょっと話してみたい」「誰かに聞いてほしい」と思ったら、気軽に使ってみてくださいね。