日本IBMは、人的資本経営とAIによる拡張労働力に関する二つの重要な調査レポートを公開しました。これらのレポートは、日本の企業が直面する人的資本情報の開示課題とAIによる労働力の変化を探究しています。
このAIニュースのポイント:
- 人的資本情報の開示: 自社の開示内容が人的資本の競争力を適切に示していると考える企業は7割以上にのぼりますが、統合的な価値向上ストーリーの開示には約4割の企業が難しさを感じています。
- ダイバーシティーとサクセッション・プランの重要性: 日本企業は人的資本経営を推進する上で、ダイバーシティーの推進とサクセッション・プランの強化が必要ということが明らかになりました。
- AIによる拡張労働力: AIは人間の能力を強化し、労働力の可能性を広げることができ、今後3年間で従業員の40%がリスキリングを必要とすると見込まれています。
日本IBMは、IBM Institute for Business Value (IBV) による日本の機関投資家と企業を対象とした「人的資本経営推進と戦略的開示に向けて」という調査レポートと、AIによる拡張労働力に関するグローバル調査レポートの日本語版「自動化とAIが導く「拡張労働力」の世界」を公開しました。
これらのレポートは、企業が抱える人的資本情報開示の課題やAIによる労働変革の実態を明らかにし、組織変革やオペレーション再構築を通じて企業価値とビジネス成長を支援する方策を提案しています。
出典: PRTimes