ITフリーランス市場における最新の需給トレンドを示す「ギークス案件倍率レポート」が公開されました。開発言語の設計やフレームワークに関する知識を持つスペシャリスト人材への需要が高まっています。
このAIニュースのポイント:
- 2023年第3四半期の案件倍率は10.65倍で、IT人材の確保は依然として困難な状況が続いています。
- 技術力とともに、開発言語の設計やフレームワークに関する知識を持つスペシャリスト人材への需要が高まっていることが明らかになりました。
- コロナ禍以降、フルリモートワークやハイブリッドワークを受け入れる企業はITフリーランスからの人気が高く、新しい技術や知見を身につける動きが活発です。
ギークス株式会社は、ITフリーランスの案件数と案件を探す人数から算出される「案件倍率」を四半期ごとに発表しており、今回は2023年7月から9月までのデータをまとめています。この期間における案件倍率は、7月10.46倍、8月10.48倍、9月10.96倍と推移し、四半期累計で10.65倍となりました。案件数は前年同期比で大幅に増加しており、特にSaaS型サービスを提供する企業からの問い合わせが増えています。一方で、フリーランスを目指すIT人材も増加傾向にあり、「フリーランス」という働き方に対する関心が高まっていることが伺えます。
スキルニーズの面では、引き続き「JavaScript」「PHP」への需要が高く、「TypeScript」などのオブジェクト指向言語への関心も増しています。また、生成AIの発展に伴い、自然言語処理を担う言語モデルを効率的に使用するためのプロンプトエンジニアリングへの関心も強まっています。
出典: PRTimes