今回は「MixerBox WebSearchG」というChatGPTプラグインについて紹介します。説明文には、「Search and summarize the web with our customized search engine powered by Google Search API!」と記載されており、SEOなどのマーケティングに使えそうだなと思ったので実際にインストールして使ってみました!
「MixerBox WebSearchG」は実際のマーケティング業務に有効なツールなのでしょうか。プラグイン「MixerBox WebSearchG」について解説していきます。
ChatGPTのプラグイン「MixerBox WebSearchG」はどんなプラグインか
MixerBox WebSearchGは、Google Search APIを使って検索結果を取得し要約してくれるツールと説明されています。
このプラグイン「MixerBox WebSearchG」についてChatGPTに使い方を聞いてみました。
ChatGPTのプラグイン「MixerBox WebSearchG」の使い方を教えて!
もちろんです。「MixerBox WebSearchG」は、ユーザーがチャットインターフェース内で効率的に検索エンジンの結果を閲覧できるようにするプラグインです。以下にその主な機能を説明します。
①キーワードによる検索: この機能を使用すると、特定のトピックや質問に対する検索結果を取得できます。結果にはクリック可能なリンク、記述的なタイトル、そして簡潔な要約が含まれます。以下のように使用します。
MixerBox_WebSearchG_web_search.searchByKeyword({ "q": "検索したいキーワード", "limit": "取得したい結果の上限数" })
②URLによる閲覧: この機能を使用すると、特定のURLのコンテンツを取得できます。取得される情報には、タイトル、メタタグ、そしてコンテンツが含まれます。以下のように使用します。
MixerBox_WebSearchG_web_search.browseByUrl({ "url": "閲覧したいウェブサイトのURL" })
これらのコマンドは、ChatGPTのバックエンドで実行され、結果はチャットインターフェースに直接表示されます。これにより、ユーザーは複数のタブを開くことなく、またチャットから離れることなく、関連する記事、ブログ投稿、または製品レビューを簡単に見つけることができます。
MixerBox WebSearchGの使い方
まずは、ChatGPTのプラグインストアからダウンロードする必要があります。
ダウンロードがまだの人は以下のボタンを開いてみてください。
まずは設定(Settings)で、「Plugin」をオンにしましょう。現在は、Beta featuresからオンにすることができます。
すると、Chatの「GPT-4」のところに「Plugins」というものが現れます。こちらを押してください。
するとPlugin storeが出てきます。こちらを押してください。
その中で「MixerBox WebSearchG」というものがあるので、インストールしましょう。これで準備は完了です。
MixerBox WebSearchGの使い方① キーワードによる検索
まずは、キーワードによる検索機能を使ってみます。
今回は「洗濯機 おすすめ」というキーワードで使ってみます。
MixerBox_WebSearchG_web_search.searchByKeyword({ "q": "洗濯機 おすすめ", "limit": 10 })
プラグインを使った結果は以下です。
ChatGPTのレスポンスは、Webページのタイトル・ディスクリプション(記事の要約)・リンクのみでした。また、”limit”: 10 にしてみましたが、レスポンスは4つのみでした。
ちなみに、このプラグインのレスポンスの内容は以下の画像のような内容です。スクレイピングでGoogleの検索結果画面を自力で取得できる方には、それほど魅力的な内容ではないかもしれません。
ただ、スクレイピングできない方やエンジニアでない方で、検索結果のタイトル・ディスクリプション・URLのみ取得したいといったSEO担当者やマーケティング担当者の方には業務効率化できる内容かもしれません。
MixerBox WebSearchGの使い方② URLによる閲覧
次にURLによる閲覧機能を使ってみます。
キーワードの検索機能にて出てきたmybestさんの「【2023年5月】洗濯機のおすすめ人気ランキング61選【徹底比較】」という記事をプラグインにリクエストしてみました。
リクエスト内容は以下です。
MixerBox_WebSearchG_web_search.browseByUrl({ "url": "https://my-best.com/104" })
結果が以下です。
英語で返ってきました。。
ChatGPTに日本語に訳してもらいます。
なぜでしょう。ヘルシーケチャップの記事になっています。
もしかしたらリンクにダブルクオーテーションがついていることが原因の可能性を考え、「”」 を削除して以下のようにもう一度リクエストしてみました。
MixerBox_WebSearchG_web_search.browseByUrl({ "url": https://my-best.com/104 })
結果が以下です。
今度は、ゲーミングチェアの記事の内容が出力されました。おかしいですね。
ただ、プラグインのリクエストとレスポンスを見てみると洗濯機をおすすめしている正しい記事がしっかりとレスポンスされていることが確認できます。
レスポンスの内容は、タイトル・metaタグ・内容を取得しているようです。ただ内容に関しては、データが多すぎると途中で中断されているようです。
※これは「”」の有無で変化はなく、どちらも正しい記事の内容を返してくれています。
上記を考えると、プラグインに問題があるのではなく、ChatGPTの出力に問題がありそうだという認識になりそうですね。
デフォルトで英語でレスポンスされることと、正しく出力されないことを考えるとまだ使えるような状態ではないのかもしれません。
ChatGPTプラグイン「MixerBox WebSearchG」の使い方まとめ
こちらの記事では、ChatGPTのプラグインである、MixerBox WebSearchGについて解説してきました。
この記事をまとめると
- MixerBox WebSearchGはGoogleの検索結果を取得できるプラグイン
- キーワードによる検索機能は、タイトル・ディスクリプション(要約)・URLを検索結果から取得してくれる
- URLによる閲覧機能は、URLのmetaタグを取得してくれるが使える状態ではない
でした。
MixerBox WebSearchGはあまり期待できるプラグインとは言えませんでした。
有用な使い方やプロンプトをご存知の方はぜひ教えていただけると幸いです。
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同じ悩みを解決した人がいるかもしれません。ぜひ質問してみてください!