ウィーメックス、"ChatGPT"と音声認識AIを組み合わせた薬歴入力支援システムの実証実験を開始 | romptn Magazine

ウィーメックス、”ChatGPT”と音声認識AIを組み合わせた薬歴入力支援システムの実証実験を開始

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ウィーメックス株式会社は、OpenAIの生成AI「ChatGPT」と音声認識AIを利用した薬歴入力支援システムの実証実験を、薬局において開始したことを発表しました。

このAIニュースのポイント:

  1. 新システムは、薬剤師と患者の会話を音声認識AIでテキスト化し、「ChatGPT」を使用して薬歴のフォーマットに要約・変換し、薬歴システムに自動入力します。
  2. ウィーメックスは、このシステムを通じて、薬剤師の業務効率化と残業時間の削減を目指しています。
  3. システムのセキュリティ面では、「Azure OpenAI Service」を利用し、情報漏洩リスクや個人情報の二次利用に配慮した設計がされています。

ウィーメックス株式会社は、OpenAIが開発した生成AI「ChatGPT」と音声認識AIを活用した薬歴入力支援システムの実証実験を薬局で開始しました。このシステムは、薬剤師と患者の服薬指導時の会話を音声認識AIでテキストデータ化し、「ChatGPT」で薬歴のフォーマットに要約・変換され、薬剤師の承認を経て薬歴システムに自動入力されます。ウィーメックスは、このシステムを通じて薬剤師の業務効率化と残業時間の削減に貢献することを目指しています。

特定の事業分野に特化した「ChatGPT」や音声認識AIの活用は、良質なデータを用いたAIの追加学習や専門的なプロンプト・エンジニアリングが非常に重要であり、ウィーメックスは、保険薬局用コンピューター「PharnesV」シリーズのデータと、現場支援を通じて培ったノウハウを保有しています。セキュリティ課題に関しては、マイクロソフトが提供する「Azure OpenAI Service」と、「3省2ガイドライン」に準拠したウィーメックスの電子薬歴システムにより、情報漏洩リスクや個人情報の二次利用に配慮した設計がされています。ウィーメックスの大塚孝之社長は、このシステムが薬歴入力にかかる時間を大幅に削減する画期的な製品になるとし、今後の実証実験の結果を基に、現場のオペレーションに即した製品の開発に努めていくとコメントしています。

出典: PRtimes

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