xAIがGrokのiOSアプリを日本でもリリースしました。(1月10日ごろに米国では先んじてリリースしていました。)
「Grok(グロック)」は、イーロン・マスク氏が率いるxAI社が開発したAIチャットボットです。従来のAIと異なり、リアルタイムでX(旧Twitter)のデータにアクセスできる点が大きな特徴です。このため、Grokを通じて常に最新の情報やトレンド、世の中の動きなどを把握することができます。
Grokのアプリでできること
基本的に、UIとしてはChatGPTやClaudeのアプリと同じになっているようです。
チャット形式でタスクを依頼したり、会話をすることができます。
天気や地図は、埋め込み型のUIで表示
独自の機能の一つとして、この様に天気予報を埋め込み型のUIで表示する機能がありました。
おそらく、Appleの天気予報を埋め込んでいるものと思われます。
ちなみに、筆者は確認できませんでしたが、地図の表示なども可能なようです。
Xのポストが検索対象なのが強み
基本的にはChatGPTと同じような機能を提供しているGrokですが、ユニークなのはXからの情報取得に強い点です。
ChatGPTやGeminiにも検索機能はありますが、Xと連携しているため、最も最新情報に強いのはGrokかもしれません。
AIエージェントとしてはGrokも有力候補?
どの言語モデルも性能が上がり、一般的な会話能力としては、GrokもChatGPTもClaudeもGeminiもあまり差がつかなくなってきました。
2025年は、AIエージェント元年になるのではと言われていますが、その中で重要になりそうなのが、他のアプリケーションとの連携です。
これまではChatGPTが牽引してきましたが、iPhoneと圧倒的な連携を誇るApple Intelligence(後ろ側はChatGPTですが、)やXを基盤に持つGrokも中心となっていくかもしれません。
2025年も引き続き、生成AIが話題の中心となる年になりそうです。