ChatGPTのせいでブログがオワコンになる?言われる原因と可能性を解説 | romptn Magazine

ChatGPTのせいでブログがオワコンになる?言われる原因と可能性を解説

ChatGPT

ChatGPTとは、OpenAI開発の、自然言語処理が可能な人工知能(AI)モデルです。

その高度すぎる文章生成能力は発表当時から注目されており、現在では業務の効率化に活用している企業も多くなりました。

このChatGPTが、ブログをオワコンにする、ブロガーの仕事を奪うという可能性はあるのでしょうか?

今回はこの疑問について、ChatGPTに課金し、業務で活用しているRomptn編集部の視点から解説していきます!

※2024年5月13日に、ChatGPTの新しいLLM「GPT-4o(オムニ)」が登場しました!以下の記事で詳しい概要や使い方について解説していますので、合わせてチェックしてみてください。

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ChatGPTのせいでブログがオワコンになる可能性は?

結論から申し上げると、ChatGPTのせいでブログがオワコンになる可能性はないと考えられます。

なぜなら、多くのブログ記事はにしか書くことのできない情報を含んでいるからです。

そのためChatGPTの生成する文章とブログは別の種類のコンテンツとなり、直接ChatGPTのせいでブログが廃れるとは考えにくいです。

しかしCahtGPTの高い能力を懸念している方がいらっしゃるのも事実かと思います。

まずはそう思わせる原因についてチェックしていきましょう。

ChatGPTがブログをオワコンにすると考えられている原因

それでは、ブログをオワコンにすると「考えられている」原因について見ていきます。

原因①:文章の生成・要約能力に長ける

ChatGPTは文章の生成・要約能力に非常に長けています。

「日本の人口は何人ですか?」というような単純な質問に答えるだけでなく、長い論文などの文章を与えた上で、「これを要約してください」と頼む使い方もできます。

さらに爆速で文章生成ができるため、人間に文章の作成をお願いするよりも、効率的に記事やレポートが書けてしまうことがあります。

文章の複雑さ、質問の種類にもよりますが、一般的にChatGPTは一分間で約150から200語の日本語の文章を生成することが可能とされています。

人間には、文章を考えながらここまで速く書くのは難しいですよね。

原因②:効率的に情報を得られる

自分の求めている特定の情報を提供する、特定の情報サイトやブログがインターネット上に存在するかは不確かです。また、その情報に辿り着くまでも時間がかかります。

例えば「ヘルシンキ空港で一人でゆっくり休めるカフェの最新情報」を日本語で得るのは少し難しそうですが、そんな時こそChatGPTが活用できる場面と言えます。

こちらの求める情報は自由にプロンプトで説明でき、ChatGPTはそれを満たす情報をオリジナルで生成してくれます。

自分のオプションにあった情報を得やすいということです。

また、無料版のモデルであるGPT-4では2023年10月までのデータしか参照できなかったため、これまではトレンド情報や時事ネタを書くことができないとされていました。

しかし現在ではその点も克服しています。

最新版のGPT-4 TurboやGPT-4oではインターネット上の情報を参照しながら文章を生成することが可能になりました。

上記の例でも、Copilot(旧Bing AI)を利用し空港の最新情報にアクセスした上で、情報を提供してくれています。

人にできてChatGPTにできないこと

しかし、人にできてAI、ChatGPTにできないことはまだ数多くあります。そのためブログがオワコンになることはありません。

その例について見ていきましょう。

価値観に基づいた文章を書く

AIは思想や価値観を持っていません。そのため、ある出来事に関しての感想や意見を述べることはできないとされています。

例えば特定のニュースに関して「どう思いますか?」と聞くと、このように返答されてしまいます。

あくまで「情報提供」のみであり、中立的なAIであるChatGPTから人の意見を得ることはできないのです。

経験や体験談を提供する

「あの遊園地の最新アトラクションが怖かった」「何時間並んだ」「待機列が外で寒かった。分厚いコートを着た方がいい!」といったような具体的な体験談は人しか提供することができません。

先人の経験や体験談は何をするにあたっても有用・有益な情報なので、必ず需要が存在し続けます。

ブログの主な内容になっていることも多いこの部分は、AIには書くことができないのでこれからも人間が積極的に発信していく必要があります。

感情を表す

面白いブログ記事には、著者の熱量や感じたことが表れていることがあります。

当たり前ですが、ChatGPTは文章の途中で「やったね!」「頑張ろう!」「これは最高!本当におすすめ」などの人間らしい感情を表すことはありませんし、人に寄り添う文章を生成することもまだ苦手です。

そのため、「AIが生成した文章」と「人間が生成した文章」には明確な違いがあります。

この違いが存在し続ける限り、ChatGPTがブログを直接オワコンにしたり、ライターの仕事を全て奪うということは考えにくいです。

むしろ、情報収集などのフェーズでChatGPTの力を一部利用しながら記事作成を行うことで、業務の効率化や仕事を楽にすることに繋がっていくと考えられます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、ChatGPTがブログをオワコンにする可能性、原因について解説してきました。

ポイントをまとめると次のようになります。

  • ChatGPTがブログを直接オワコンにすることはない
  • ChatGPTは文章生成能力に長けており、効率的な情報収集を助けるが、人にできてChatGPTにできないことは数多くある
  • 価値観に基づいた文章、経験や体験談、感情を書き出すことは人間にしかできない

ChatGPTがブログをオワコンにすることはありません。ChatGPTを適宜活用しながら面白いブログを目指していきましょう!

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