なんとイギリスの7月総選挙に、人工知能(AI)候補者「AIスティーブ」が出馬することが明らかになりました。AIスティーブは、ブライトン在住のビジネスマン、スティーブ・エンダコット氏のアバターだそうです。
今回は、こちらのニュースについてご紹介していきます!
前代未聞⁉AIが政治家として出馬
エンダコット氏によると、有権者は上記画像のAIスティーブに投票し、政治的立場や問題を訴えることができるそうです。AIスティーブはこれらの提案や請願を分析し、政策に反映させるといい、当選した場合はエンダコット氏がAIスティーブの代理として議会に出席します。
こちらのAIスティーブは、エンダコット氏が会長を務めるAI音声会社Neural Voiceによって開発されたました。同社の共同設立者ジェレミー・スミス氏は、AIスティーブが最大1万人と同時に会話できると説明しています。
エンダコット氏は、政治家が党内政治に終始し、有権者の声に耳を傾けていないと感じたことから、AIスティーブを立ち上げたと言います。AIスティーブは有権者との対話を分析し、一般市民の「検証者」に政策提案する仕組みです。
AIスティーブはまだ誕生したばかりですが、すでにパレスチナ問題やゴミ収集など、様々な関心が寄せられているそうです。エンダコット氏は、自身の意見とAIスティーブの判断が異なる場合でも、議会での投票は選挙区の意向に従うと約束しています。
AIを活用した新しい政治の形が、英国の民主主義にどのような影響を与えるのでしょうか?AIスティーブの動向から目が離せません!