ChatGPTのプラグイン「Sembot」でSEO対策をする方法を解説 | romptn Magazine

ChatGPTのプラグイン「Sembot」でSEO対策をする方法を解説

ChatGPT

2023年5月、限定的に公開されていたChatGPTのプラグインがChatGPT Plus(有料)のメンバーに公開されました。

2023年6月現在でプラグインストアに公開されているプラグインの数は400個を超えています。

そのなかでSEOマーケターなら気になるであろう、キーワードリサーチができるプラグイン「Sembot」を見つけたので解説していきます!

こちらの記事は2023年6月現在の情報です。

他にもSEOに関連するChatGPTのプラグインを全て知りたいという方は、ぜひ以下の記事もご覧ください!

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ChatGPTのプラグイン「Sembot」はどんなプラグインか

SembotのHPより

Sembotは、キーワード分析や記事のトラフィック分析ができるプラグインです。元のツールであるSembotは、上の画像のようにショッピングサイトの分析ツールのようですね。

ChatGPTに使い方を聞いてみました。

編集部
編集部

ChatGPTのプラグイン「SEO」の使い方を教えて!

ChatGPT
ChatGPT

もちろんです。Sembotは、検索エンジンマーケティングを管理するためのプラグインです。以下に、それぞれの機能とその使用方法を説明します。

getKeywordsData: この機能は、指定したキーワードのデータを取得します。検索ボリュームや競合情報などを含みます。使用するには、以下のようにリクエストを作成します。

codeSembot.getKeywordsData({
  keywords: ["キーワード1", "キーワード2"],
  language: "Japanese",
  location: "Japan"
})

getAdsTraffic: この機能は、指定したキーワードの広告トラフィックデータを取得します。クリック数、平均CPC(クリック単価)、CTR(クリック率)、インプレッション数などを含みます。使用するには、以下のようにリクエストを作成します。

codeSembot.getAdsTraffic({
  keywords: ["キーワード1", "キーワード2"],
  bid: 100,
  date_interval: "next_month",
  language: "Japanese",
  location: "Japan"
})

getKeywordsForSite: この機能は、指定したウェブサイトのキーワードデータを取得します。ビュー数や競合情報などを含みます。使用するには、以下のようにリクエストを作成します。

javascriptCopy codeSembot.getKeywordsForSite({
  website: "www.example.com",
  language: "Japanese",
  location: "Japan",
  sort_by: "search_volume"
})

getSerpForKeyword: この機能は、指定したキーワードのSERP(検索エンジン結果ページ)データを取得します。位置情報、タイトル、ドメインなどを含みます。使用するには、以下のようにリクエストを作成します。

codeSembot.getSerpForKeyword({
  keyword: "キーワード",
  language: "Japanese",
  location: "Japan",
  device: "desktop"
})

getVisibilityForSite: この機能は、指定したウェブサイトの可視性データを取得します。トップ3、トップ10、トップ50、全SERPなどを含みます。使用するには、以下のようにリクエストを作成します。

codeSembot.getVisibilityForSite({
  website: "www.example.com",
  language: "Japanese",
  location: "Japan"
})

これらの機能を使用することで、あなたのウェブサイトや広告キャンペーンのパフォーマンスを詳細に分析することができます。

とのことです。

他のSEOのプラグインと異なり、言語や地域を設定できるのが特徴ですね。

これは期待できるかもしれません。実際に使ってみましょう!

Sembotの使い方

以下の説明は、全てChatGPT Plus(有料版)に加入している方向けのものです。2023年現在、無料版ではプラグインを使うことはできませんのでご注意ください。

まずは、ChatGPTのプラグインストアからダウンロードする必要があります。

ダウンロードがまだの人は以下のボタンを開いてみてください。

まずは設定(Settings)で、「Plugin」をオンにしましょう。現在は、Beta featuresからオンにすることができます。

すると、Chatの「GPT-4」のところに「Plugins」というものが現れます。こちらを押してください。

するとPlugin storeが出てきます。こちらを押してください。

その中で「Sembot」というものがあるので、インストールしましょう。これで準備は完了です。

この画像では「AskYourPDF」をダウンロードしています。

4つも機能があるみたいなので、全て使ってみましょう!

今回は「洗濯機 おすすめ」というキーワードで上位表示されている、マイベストさんの記事を用いて分析してみます。

Sembotの使い方①キーワード分析

まずは、キーワード分析機能を使ってみます。

テキストでも大丈夫ですが、指示どおりの形式で入れてみました。

どうでしょうか。悪くないかもしれません。

ただ、「洗濯機 おすすめ」の検索VolはウーバーサジェストやGoogleのキーワードプランナーだと90,500で、Ahrefsだと29,000です。

実際の値よりは少なく出力されていそうです。

また、入札額は表記がドルですね。キーワードプランナーのデータだと最低入札額が7円(≒ 0.05円)で、最高入札額が26円(≒0.19円)なので、ぴったり一致しました。

Sembotの使い方②広告トラフィック分析

次の機能は、リスティング広告のトラフィックデータです。

こちらも指示どおりに入れてみました。

どうでしょうか。リスティング広告に明るくないので、このデータがどの程度信憑性があるのかわかりませんが、キーワードプランナーのデータを見る限り、若干ずれがありそうです。

Sembotの使い方③競合分析

3つ目に、リンクを指定するとその記事に関連するキーワードのデータを出力してくれる、競合分析機能を使ってみます。

流入しているキーワードとしては間違っていなそうですが、流入順として正しいかと言われると違いそうです。

以下に、Ahrefsのデータを張っておきますね。

Sembotの使い方④検索結果(SERPs)分析

4つ目に、検索結果の分析機能を使ってみます。

これはシンプルですが、キーワードを指定すると、上位表示されている記事を取得できるそうです。

なんだかおかしな結果が出てきました。2番目のmybest以外は全てデタラメなデータですね。

ただ、実はプラグインツールからの出力を見ると正しく取得はできているみたいです。(50位まで取得していました)

ですので、プロンプトをうまく工夫するときちんと出力されるかもしれません。

Sembotの使い方⑤表示回数の取得

最後に、ページの表示回数を取得してくれる機能を使ってみます。

  • オーガニック検索結果
  • 有料検索結果
  • 強調スニペット
  • 地域枠

の4つの観点で表示回数を調べてくれるみたいですね。本当ならこれはかなり面白いデータです。

強調スニペットや地域枠の表示回数はなかなか他のツールで見られるデータではないので、使えるかもしれません。

気になったので、「京都」の地域枠で流入を獲得している、「保険ニアエル」というメディアのページを使って試してみました。

うーん。地域枠の少なさからして、正しいデータではなさそうです。

また、他の地域の記事でも試してみましたが、同じ数値になってしまったので、正確なデータを取得できていなそうです。

「Sembot」の使い方のまとめ

こちらの記事では、ChatGPTのプラグインである、Sembotについて解説してきました。

この記事をまとめると

  • SembotはSEOやSEMについて役に立つ、キーワード分析や競合分析、検索結果分析、広告トラフィック分析、表示回数取得などができるChatGPTのプラグイン。
  • 日本で地域指定ができるため、他のSEOプラグインよりは正しい数値が出る
  • ただ、Ahrefsやウーバーサジェスト、キーワードプランナーと数値のズレが見られる。
  • 地域トラフィックなどを分析できる機能はかなり珍しいが、現状使い物にならなそう。

でした。

有用な使い方やプロンプトをご存知の方はぜひ教えていただけると幸いです。

他にもSEOに関連するChatGPTのプラグインを全て知りたいという方は、ぜひ以下の記事をご覧ください!

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