スマートファニチャー「カチャカ」、大規模言語モデルを活用した新機能をCEATEC 2023でデモ公開 | romptn Magazine

スマートファニチャー「カチャカ」、大規模言語モデルを活用した新機能をCEATEC 2023でデモ公開

AIニュース

株式会社Preferred Robotics(PFRobotics)は、自律移動ロボットとして知られるスマートファニチャー・プラットフォーム「カチャカ」の新機能を、CEATEC 2023で先行公開すると発表しました。

このAIニュースのポイント

  1. 「カチャカ」は、人の指示で家具を動かす自律移動ロボットとして、AI技術を活用し、2023年5月に一般発売が開始されました。
  2. 新機能では、大規模言語モデルを活用し、利用者と「カチャカ」が日常的に使用する自然な言葉でやり取りすることを可能にします。
  3. 「カチャカ」は、抽象的な依頼を認識して動作し、必要に応じて気の利いた発話も可能となり、更なるコミュニケーションの拡充が見込まれます。

PFRoboticsが開発する「カチャカ」は、人の指示に従って家具を動かすことができるロボットで、これまでにも機能追加が継続的に行われてきました。新機能のデモは、2023年10月17日から20日まで開催されるCEATEC 2023で先行公開され、その後、「カチャカラウンジ 丸の内」でも展示される予定です。大規模言語モデルを活用することで、「カチャカ」はコマンドフレーズだけでなく、単語の羅列でも指示を認識し、抽象的な依頼にも応えることができるようになります。例えば、「リビング、ゴミ」という単語を羅列するだけで、リビングルームにゴミ箱を運ぶ動作を実行します。

また、利用者の感情やニーズに応じて、適切な発話やアクションをとることも可能です。今後の開発では、Preferred Networksで開発中の大規模言語モデルの活用も視野に入れています。PFRoboticsは、ロボットが人の役に立つ技術の提供を目指し、引き続き開発を進めていく方針です。

出典: PRTimes