【有料級】AIでライティングした記事でSEO上位表示させた方法 | romptn Magazine

【有料級】AIでライティングした記事でSEO上位表示させた方法

AI活用

2023年、ChatGPTの登場でSEO業界には激震が走りました。

これまでライターさんが手で直接書いていた記事を、AIライティングによって代替できるのではないか。

そう思ったSEO担当者の方も多いかもしれません。

結論、AIライティングでもSEOは伸ばせます。ですが、SEOに詳しい人間の手は絶対に必要です。

本記事では、実際にSEO対策した記事をAIに書かせた結果や、その方法について解説しています。実際の数値も公開していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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AIライティングでもSEOは伸ばせる

上の画像をご覧下さい。こちらは、弊社がほぼAI(ChatGPT)で作成した記事で運用したメディアのSearch Consoleのグラフです。

2023年の10月頃から記事を公開し12月頃運用を止めたのですが、そこからもずっと伸び続け、現在は月間5万PV以上のペースで成長しています。

メディアを実際にお見せすることはできませんが、

  • 記事数:33記事(2024年3月現在)
  • 担当者:1人

程度の規模で、月間5万PVを達成することができました。きちんと運用すれば、これからもっともっと伸びていくと思っています。

Googleの規約でAIライティングは認められている

そもそもAIライティングはSEO的にマイナスがないのか、という点を確認しましょう。

実は、AIで生成されたコンテンツの扱いについて、Google検索セントラルに以下のように明記されています。

AI や自動化は、適切に使用している限りは Google のガイドラインの違反になりません。検索ランキングの操作を主な目的としてコンテンツ生成に使用すると、スパムに関するポリシーへの違反とみなされます

Google検索セントラルより

したがって、AIライティングでも良いコンテンツを作ることができれば、SEO対策において全く問題ないわけです。

結局は”コンテンツ力”や”E-E-A-T”が大事

先ほども記述したように、Googleは、AIによって生成されたコンテンツだからといって低クオリティのコンテンツだと判断しません。

ただ、ChatGPTなどの生成AIに無造作に作成させたコンテンツは、低クオリティとみなされ、SEOで上位表示をさせることはできないでしょう。

結局はAIがどうのこうのという話ではなく、今まで通りのSEOの延長であり、

  • コンテンツの優位性
  • E-E-A-T(Experience、Expertise、Authoritativeness、Trust)

が重要になってきます。

AIを使ってSEO対策をするメリット・デメリット

一度、AIを使ってSEO対策するメリット・デメリットについても確認しておきましょう。

AIライティングでSEO対策するメリット

AIを使ってSEO対策された記事を執筆するメリットは以下の通りです。

  1. 時間効率の向上
    • AIを活用することで、キーワードリサーチや記事の構成、執筆などの時間を大幅に短縮できる。
    • 人手で行う作業を自動化することで、より多くの記事を生成できる。
  2. 質の高い記事の作成
    • AIは大量のデータを分析し、最適なキーワードや文章構成を提案できる。
    • 人間の書き手が見落としがちな観点も含めて、包括的な内容の記事を生成できる。
  3. SEOに特化した最適化
    • AIはSEOの best practice を理解し、それに沿った記事を生成できる。
    • キーワードの最適な配置や、記事の構成、見出しタグの使用などを自動的に行える。
  4. 一貫性のある品質
    • AIを使えば、記事の品質を一定に保てる。
    • 人間の書き手によるばらつきを減らし、サイト全体の記事品質を均一化できる。
  5. 更新頻度の向上
    • AIを活用すれば、頻繁に記事を更新できる。
    • 新鮮で関連性の高いコンテンツを継続的に提供することで、検索エンジンからの評価を高められる。

このあたりでしょうか?ちなみに、上記もAIにまとめてもらいました。

AIライティングでSEO対策するデメリット

デメリットも簡単にまとめてみました。ちなみにこれもAIに書かせています。

  1. 実確認の必要性
    • AIが生成した記事には、事実誤認や不正確な情報が含まれている可能性がある。
    • 人間による確認・監修が必要不可欠であり、完全な自動化は難しい。
  2. 創造性の欠如
    • AIは既存のデータを基に記事を生成するため、独自性や創造性に欠ける可能性がある。
    • 画一的な内容になりがちで、読者を引き付けるような斬新な視点が得られない恐れがある。
  3. ブランドの個性の喪失
    • AIを使って大量の記事を生成すると、ブランドの個性や独自の声が失われる可能性がある。
    • 読者との関係性構築や、ブランドイメージの確立が難しくなる恐れがある。
  4. AIへの過度な依存
    • AIに頼りすぎると、人間の書き手のスキルが低下する恐れがある。
    • AIと人間の協力体制を維持し、バランスを取ることが重要である。
  5. コストがかかる場合もある
    • 高度なAIツールを使用する場合、導入・運用にコストがかかる可能性がある。
    • コスト対効果を見極める必要がある。
  6. アルゴリズム変更への対応
    • 検索エンジンのアルゴリズムは常に変化しており、AIを使ったSEO対策が将来的に通用しなくなる可能性がある。
    • 常に最新の動向を追い、柔軟に対応していく必要がある。

AIを使ってSEO対策する2つのポイント

AIに”2つのポイント”を表す画像を作ってもらったらこうなりました。

では、実際にAIを使ってSEO対策された記事を執筆するポイントを解説します。

以下のことを抑えているのといないのとでは記事の質がすごく変わって来ると思います。

AIでSEO対策①:生成AIの仕組み・できることを理解する

ChatGPTやClaudeといった生成AIは、万能なツールではありません。

簡単に言うと、次にどんな言葉が来ると文章として自然なのか、それを高精度でつなげているという仕組みです。ということは、以下のことが言えることもすぐに分かると思います、

  • そもそもインターネット上に情報が不足している分野については不正確な情報が多い
  • たくさん情報を与えるほど精度が高くなる。

このあたりの特徴をしっかりと理解しておくことで、精度高いものを生成することができます。

詳しく知りたい方は、以下の記事なども読んでみてください。

AIでSEO対策②:生成AIはあくまでツール

一番忘れてはいけないのは、あくまで生成AIはツールであり、万能なものではないということです。

※現状出ているAIライティングツールで、SEO的考察力が著しく高いものはないと思っています。

結局は記事を生産する担当者の能力の範囲でしか記事を生産することはできません。

担当者がすべて手で執筆したときの記事質を100%としたとき、AIライティングだと80%の記事ができるようなイメージです。

ですので、

  • どのような記事がSEO的に良い記事なのか
  • SERPS(検索結果)上位の記事は、なぜ上位なのか

など、SEO的な考察ができる担当者になることは必須でしょう。

【実践】AIライティングでSEO対策のやり方

ここまでダラダラと記事を書いてきましたが、実際にどのように記事を執筆していったかをご説明します。

AIライティングをするコツは3つです。

  1. AIに知識がある分野で執筆してもらう
  2. 記事の完成形をある程度イメージし、プロンプトで制御しながらそれを具現化していく
  3. 最後におかしな点や不自然な点を手直しする

AIライティングでのSEO対策①:分野選定

AIを続きの文章を生成する一種のツールだと考えると、そもそも学習量が少ないものや細心すぎる情報に弱いこともすぐに理解できるかと思います。

ですので、トレンドブログやAIの最新情報などについての記事を執筆するのは難しいです。

もちろん、今はURLを読み込むこともできるので、要約するくらいであれば簡単にできます。

ただ、良い記事を作るためには、トピックスに対して関連する情報や補足情報が充実している必要があります。

住宅や保険、物理、数学など、古い情報でも価値がある分野でこそ進化を発揮することがわかると思います。

AIライティングでのSEO対策②:記事の完成形をイメージ

現状のAIライティングでは、キーワードを指定するだけで記事が簡単に作成できるようなツールはアリません。(今後はできるかもしれないですが、)

ですので、担当者が記事の完成形をイメージして、それをプロンプトで制御しながら記事を作っていきます。

記事を書かせるプロンプトが知りたい!みたいなことを言われる方もしらっしゃいますが、学習が進み、プロンプトの重要性は下がっているように感じます。

一度で望みの出力が出なければ、何度もトライしてみましょう。

AIライティングでのSEO対策③:手直し

最後に必要なのが手直し(チェック)です。

徐々に日本語も学習量が増え、適切な言葉が使われるようになってきていますが、まだまだ日本語として不自然な言葉を使うことが多いです。

例)プロセスという言葉をやたら使う

ですので、最後は誰かが目視でチェックするようにしましょう。

まとめ

AIライティングがSEOにおいて使えるのか、ということについて丁寧にまとめてきましたがいかがだったでしょうか?

結論としては、

  • AIライティングでもSEOは伸ばせるが、伸ばすためには生成AIの特徴を理解し、担当者自身のSEO解像度が高いことが重要

という話でした。

弊社では、SEOに関するご相談も受け付けておりますので、興味のある方はぜひお問い合わせください。