博報堂DYホールディングスは、15~69歳の日本の生活者を対象に「AIと暮らす未来の生活調査」を実施し、AIに対する現状と将来の期待を明らかにしました。
このAIニュースのポイント
- 調査では、生活者全体の73.7%がAIに期待を感じており、利用層では93.1%にのぼります。
- 未来のAIシナリオでは「交通の流れの最適化」や「勉強の苦手な部分の補助」など、多様な分野での活用が支持されています。
- 現在は「サービスマン」「アドバイザー」のイメージが強いAIですが、将来は「自分の一部」「仲間」として、親近感を持つ存在になる可能性があります。
調査は、全国の15歳から69歳の生活者を対象に行われ、今後AIが社会に浸透し、人々の生活に大きな影響を与えるという前提のもと実施されました。AI技術に対する現在の認識と将来への期待を明らかにすることが目的です。
調査結果から、AIへの期待は高く、多様な分野での活用が望まれていることがわかりました。AIに期待を感じているのは生活者全体の73.7%であり、利用層では93.1%にのぼります。AIは、便利なサービスマンやアドバイザーとしてのイメージが強くも、将来的には「自分の一部」「仲間」「家族」としての心理的な近さを期待する声もありました。
具体的な数字として、生成AI関連サービスの認知は28.7%、月1回以上の利用者は8.0%でした。利用層の平均年齢は38.8歳で、特に10~30代の男性の比率が高い傾向にありました。AIの利用用途は、「翻訳作業」、「情報収集・処理・まとめ」、「エンターテイメント・暇つぶし」が上位に挙げられています。
未来に対する期待では、「AIにわからないことを質問・相談する」といった興味や能力の拡張に関連する項目が上位にランクインしており、人々はAIを自己の能力向上の手段としても見ていることが明らかになりました。
出典: PRTimes