岡山大学、革新的な果物・野菜収穫用AI空間センサーを開発 | romptn Magazine

岡山大学、革新的な果物・野菜収穫用AI空間センサーを開発

AIニュース

岡山大学は、周囲の照度等の環境変化に影響されずに果物や野菜の位置と寸法を計測できるAI空間センサーの開発に成功しました。

このAIニュースのポイント

  1. 農業用ロボットのために開発されたこのセンサーは、複雑な屋外光環境下でも正確な空間計測を可能にします。
  2. ステレオビジョンとAI画像処理を組み合わせ、任意の不定形対象物の位置と寸法の計測が可能です。
  3. 小型化された計測装置はロボットのハンドに取り付け可能で、作物の正確な把持と収穫を支援します。

岡山大学発ベンチャーの株式会社ビジュアルサーボは、ステレオビジョンを用いた空間計測技術に関する研究を継続しており、今回の開発はその成果の一つです。このセンサーは、屋外の光環境が変化しても計測結果が変わらない特性を持ち、農業用ロボットにとって重要な技術となります。

特に、複眼カメラの特徴を利用して、時変光環境外乱の影響を受けない画像処理が可能とのことです。さらに、計測対象物の写真を事前に登録することで、様々な対象物に対しての位置と寸法の計測も可能になっています。

この技術は、農業用ロボットの開発において大きな進歩をもたらし、屋外での野菜や果物の収穫を助けることが期待されています。

出典: PRTimes