ChatGPTのプラグインストアがリリースされてから、続々と新しいプラグインが公開されています。
今回は、その中でも「人気のプラグイン」としてランクインしていた、ChatGPTに最新情報を入れてくれるプラグイン、「KeyMate.AI Search」を紹介します。
※2025年1月31日にChatGPTの新しいLLM『o3-mini』が登場しました!下記記事で詳しく解説していますので、合わせてチェックしてみてください。
ChatGPTのプラグイン「KeyMate.AI Search」はどんなプラグインか

KeyMate.AI Searchは、クエリ検索を用いてChatGPTに最新情報を入れることができるプラグインです。
このプラグイン「KeyMate.AI Search」についてChatGPTに使い方を聞いてみました。

ChatGPTのプラグイン「KeyMate.AI Search」の使い方を教えて!

「KeyMate.AI Search」は、ChatGPTがインターネット上の最新情報を検索するためのプラグインです。このプラグインを使用することで、ChatGPTは訓練データのカットオフ日以降の情報にアクセスし、ユーザーの質問に対する最新かつ正確な回答を提供することができます。
以下に、このプラグインの基本的な使用方法を説明します。
①検索クエリの設定: プラグインは、internetSearch.searchGet
という名前の関数を使用してインターネットを検索します。この関数には、検索クエリを指定するq
というパラメータがあります。このパラメータには、検索したいキーワードやフレーズを入力します。
②レスポンスサイズの調整: responsetoolarge
というパラメータを使用して、検索結果のサイズを調整することができます。このパラメータの値を増やすと、検索結果のサイズが大きくなります。しかし、結果が大きすぎるとエラーが発生する可能性があるため、適切なバランスを見つけることが重要です。
③ページ数の調整: numofpages
というパラメータを使用して、検索結果のページ数を調整することができます。このパラメータの値を増やすと、検索結果のページ数が増えます。しかし、ページ数が多すぎるとエラーが発生する可能性があるため、適切なバランスを見つけることが重要です。
以上が基本的な使用方法ですが、具体的な使用例や詳細な説明が必要な場合は、お知らせください。
ということです。
詳細を聞けば教えてくれるらしいので、詳細についても聞いてみました。

具体的な使用例と詳細な説明をお願いします

もちろんです。具体的な使用例と詳細な説明を以下に示します。
例えば、ユーザーが「最新のiPhoneのスペックは何ですか?」と質問したとします。この情報は、ChatGPTの訓練データのカットオフ日以降にリリースされた可能性があるため、ChatGPTは直接答えることができません。しかし、「KeyMate.AI Search」プラグインを使用すれば、最新の情報をインターネットから取得することができます。
以下に、このプラグインを使用してインターネットを検索するためのコードを示します。
codeconst searchQuery = "最新のiPhoneのスペック";
const searchResults = await ai.tools.internetSearch.searchGet({
q: searchQuery,
responsetoolarge: "3",
numofpages: "3",
});
このコードは、”最新のiPhoneのスペック”というクエリでインターネットを検索します。responsetoolarge
とnumofpages
のパラメータは、それぞれ検索結果のサイズとページ数を制御します。これらの値を調整することで、検索結果の量を制御することができます。
検索結果は、searchResults
という変数に格納されます。この変数には、検索結果のサマリーとフルHTMLコンテンツが含まれています。これらの情報を使用して、ユーザーの質問に対する最新かつ正確な回答を生成することができます。
なお、このプラグインはユーザーの匿名性を保つため、検索クエリはChatGPTによって再構築され、ユーザーの個人情報は一切含まれません。
以上が「KeyMate.AI Search」プラグインの具体的な使用例と詳細な説明です。他に質問があればお知らせください。
要は、ChatGPTに命令を送ると、ChatGPTがその命令をクエリ化して検索エンジン(おそらくGoogle)で検索し、その結果を元に回答してくれるようですね。
このプラグインを入れるだけで最新情報についても対応できるなら、かなり良いプラグインかもしれません。
KeyMate.AI Searchの使い方
まずは、ChatGPTのプラグインストアからダウンロードする必要があります。
ダウンロードがまだの人は以下のボタンを開いてみてください。
まずは設定(Settings)で、「Plugin」をオンにしましょう。現在は、Beta featuresからオンにすることができます。

すると、Chatの「GPT-4」のところに「Plugins」というものが現れます。こちらを押してください。

するとPlugin storeが出てきます。こちらを押してください。

その中で「KeyMate.AI Search」というものがあるので、インストールしましょう。これで準備は完了です。

ダウンロードが終われば、あとはプラグインをオンにして質問をして見るだけです。
まずは、大谷翔平選手の成績について質問してみました。最新の情報に対応しているのなら、正しく出力してくれるはずです。

結論から言うと、間違った出力をされてしまいました。
大谷翔平選手は、この記事の執筆当時(2023/06/16)、打率.301、ホームラン数22本、打点54です。
参照してくれたページは正しいのですが、正しい情報が抜き出せていないですね。
違う情報を聞いてみましょう。今度は、日本の芸能ニュースについて聞いてみました。

一見正しそうに見えますが、どのニュースもデタラメです。
ただ面白いのは、ソースのリンクは存在するリンクだということです。実際に存在するニュースを引用しながら、全くデタラメのニュースを出力しています。
正確な数字を出して!や正確な情報を出して!とやってみましたが、ダメそうです。
ですので、最初から使い方としてはリンクを出してくれるものとして使うと良いかもしれません。
ただ、であれば自身でGoogle検索したほうが早いです。そう考えると微妙なプラグインかもしれませんね。
ChatGPTプラグイン「KeyMate.AI Search」の使い方まとめ
こちらの記事では、ChatGPTのプラグインである、KeyMate.AI Searchについて解説してきました。
この記事をまとめると
- KeyMate.AI Searchは、ユーザーの要望に応じて検索し、その結果から質問に回答してくれるChatGPTのプラグイン
- 正しいリンクを返してくれるものの、そこから情報をキュレーションして抜き出す際にでたらめな情報になってしまうことがある
でした。
現状、日本語だと精度がかなり低いツールだと言えそうです。
有用な使い方やプロンプトをご存知の方はぜひ教えていただけると幸いです。
Romptnでは他にもAIに関する記事を執筆していますので、ぜひご覧ください。