グーグルGemini、iPhoneで利用可能に：日本語対応も強化

グーグルは14日、生成AI「Gemini」のiOSアプリをグローバルで展開開始した。これにより、iPhoneユーザーも高度なAIアシスタント機能を利用できるようになった。特筆すべき点は、日本語を含む10言語以上での自然な対話が可能となったことだ。

主要な機能と特徴

Geminiの最大の特徴は、音声による自然な対話を実現する「Gemini Live」機能だ。面接練習や飲食店検索など、日常的なタスクをよりスムーズに実行できる。また、グーグルマップやGメールなどの既存サービスと連携し、包括的な情報提供が可能となっている。

アプリは基本無料で提供され、月額2,900円のAdvancedプランでは、より高度な機能や最新のAIモデルにアクセスできる。ただし、iOS版ではデバイスの直接操作（アラーム設定やメッセージ送信など）には対応していない。

生成AIアプリ市場では、OpenAIのChatGPTが週間約2億5000万人の利用者を抱える中、グーグルは既存のAndroid端末での提供に加え、今回のiPhone展開により、より広範なユーザー層の獲得を目指している。

グーグルは「新しいパーソナルAIアシスタント」としてGeminiを位置づけており、画像生成機能や多言語対応の強化など、さらなる機能拡充が期待される。特に日本市場では、自然な日本語対応により、より幅広い用途での活用が見込まれる。

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