EU、DMA(デジタル市場法)違反でメタを告発 | romptn Magazine

EU、DMA(デジタル市場法)違反でメタを告発

AIニュース

どうもこんにちは!

romptn編集部です。今日から毎日、海外テック企業のAIニュースを中心に、デイリートピックスをまとめた記事を発信していくことにしました。

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今日(2024/07/03)のトピック
  • MetaがInstagram AIラベルを更新
  • EU、DMA違反でメタを告発
  • Anthropic、第三者による評価に資金を提供する新しい取り組みを発表
  • Runway AIの「Gen-3 Alpha」が一般公開
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ニュース①:MetaがInstagram AIラベルを更新

Metaは、写真家からの苦情を受けて、Instagram上で物議を醸していた「AIで作成」ラベルを「AI情報」に更新しました。

このラベルは、編集されたリアルの画像を誤って AI 生成画像としてタグ付けし、混乱と不満を引き起こしていましたが、新しいラベルはAI ツールで変更されたコンテンツをより正確に表現することを目指しています。

ユーザーはまずモバイルアプリで新しいラベルを、その後WEBプラットフォームで見ることができるようになります。

ニュース②:EU、DMA違反でメタを告発

EUは、Meta社に対し、「支払いまたは同意」広告モデルに関してデジタル市場法(DMA)に違反したとして告訴しました。

Metaの見解では、無料のデータ使用量の少ないオプションを提供せずに、広告なしのエクスペリエンスに料金を支払うか、パーソナライズされた広告に同意するかのいずれかをユーザーに強制します。

EUの暫定裁定では、これはDMA第5条(2)に違反しているとされています。違反が判明した場合、Metaは全世界の収益の最大10%、134億ドルに達する罰金を科せられる可能性があります。

ニュース③:Anthropic、第三者による評価に資金を提供する新しい取り組みを発表

最新のAIモデルの急速な進化に伴い、従来の評価方法が追いつかなくなっています。そのような中、AnthropicはAIコミュニティに資金を提供し、新しい評価方法の開発を促進しています

主な焦点は、AI安全性、高度な機能、評価ツールの3分野です。安全面ではAIのハッキングスキルや生物兵器設計能力、能力面では最先端科学や多言語スキル、さらに専門家が容易に評価を作成できるインフラの開発が求められています。

Anthropicはウィッシュリストを公開し、提案を募集中です。この取り組みは、AIの急速な進歩に対応し、適切な評価を確保するために重要です。

ニュース④:Runway AIの「Gen-3 Alpha」が一般公開

Runway AIは、次世代動画生成モデル「Gen-3 Alpha」の一般提供を開始しました。このモデルは、テキストから動画を生成する”text to video”ツールで、画質、一貫性、動きの面で大幅に改善されています。

720pの解像度で5秒または10秒の動画を生成可能で、利用には月額12ドル(約2000円)からの有料プランへの加入が必要です。

Runwayはこれを「汎用世界モデル」構築への一歩と位置付けています。日本でもSNSで話題となり、Gen-3 Alphaで制作された動画の投稿が相次いでいます。