テレビ東京でAI音声による解説放送の実証実験が実施

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株式会社stand.fmが開発したAI音声サービス「AIVoiceSpeaker」が、テレビ東京で放送されるドラマ「チェイサーゲーム」の解説放送ナレーションに採用されました。これは、視覚障害を持つ方が番組内容を理解できるよう、画面の説明を追加する解説放送にAI音声を使用する初の試みです。

  • AI音声による解説放送の実施は、テレビ東京にとって初めての試みとなりました。
  • この取り組みは、目の不自由な方向けに解説放送サービスを提供し、情報アクセシビリティの向上を目指すことを目的としています。
  • 今回使用されたAIVoiceSpeakerは、テキスト読み上げ機能とボイスチェンジ機能を備え、28ヵ国語対応、200以上の音声モデルから選択が可能なものです。

株式会社stand.fmが提供するAIVoiceSpeakerは、『チェイサーゲーム』シーズン1 第8話の解説放送ナレーションにAI音声を使用し、2024年2月14日にテレビ東京で放送されました。解説放送は、目の不自由な方がテレビ番組の内容を理解できるように設計されたサービスで、このプロジェクトはテレビ東京にとってAI技術を用いた解説放送を地上波放送で実施する初の試みでした。

AIVoiceSpeakerは、テキスト読み上げ機能とボイスチェンジ機能を備え、200以上の音声モデルから選択可能で、自然な日本語イントネーションでのAI音声生成を実現します。さらに、28言語への翻訳読み上げ機能も提供しています。この技術の採用により、放送業界における情報アクセシビリティの課題に対処し、より多くの視聴者が番組内容を理解しやすくなることが期待されます。

この取り組みは、テクノロジーを活用した社会的包摂の一例として、他のメディア企業にとっても示唆に富む事例となります。

出典: PRTimes