VxTech株式会社は、子どもの登下校中の安全を守るために開発したAI防犯アプリ「SASENAI」と、それに連携するウェアラブルデバイスの制作を開始しました。
このAIニュースのポイント:
- SASENAIは、登下校中の子どもを未然に犯罪から守る目的で開発されました。
- ウェアラブルデバイスはランドセルに装着可能で、2025年1月の実用化を目指しています。
- アプリとデバイスは音声や映像を通じて危険を検知し、保護者や警察へ即時通報する機能を持っています。
近年、子どもを狙った犯罪が減少傾向にあるものの、13歳未満の被害者は横ばいであり、特に性被害については多くが未報告のままです。SASENAIは、そんな状況を踏まえ、子ども自身が危険を認識しにくい状況を補い、即座に保護者や警察に連絡を取れるよう設計されています。
具体的にはどんな技術?
SASENAIのAIウェアラブルデバイスは、子どものランドセルに装着可能で、高解像度の画像や音声データを通じて、アプリの危険検知能力を高めています。
一般的な防犯グッズは子ども自身に危険を判断させるのに対し、SASENAIはスマートフォンまたは専用デバイスから取得する音声、映像、GPSデータから独自のアルゴリズムで危険性と緊急度をスコアリングします。そうすることで、状況に応じて保護者へ連絡、ブザー音を鳴らす、警察へ通報などの適切な行動に瞬時につながるということです。
出典: PRTimes