開発コーディングをしていると、わからないコードを調べるとき、わざわざGoogleで検索したり、QiitaやZennでページを探したりなど大幅な時間を書けて調査をし、コードをコピーしたりしているエンジニアの方が多いのではないでしょうか。
AIツールをうまく活用すれば、業務効率化や開発時間の大幅な削減などが期待できることも多いです。
今回は、開発経験数年の筆者がBLACK BOX AIというVSCode拡張機能を実際に使ってみました。
このBLACK BOX AIは、コードをAIで補完してくれたり、コードを検索してコピーすることができる拡張機能で、調べてみると海外のエンジニアコーダーからかなり高い評価を得ていそうですが、実際のところどうなんでしょうか。
BLACK BOX AIの拡張機能を使って業務を効率化してみたいと思っている方はぜひご覧ください。
BLACK BOX AIとは?何ができるの?
開発コーディングをしていると、わからないコードなどを調べるとき、わざわざGoogleで検索したり、QiitaやZennで先人の知恵をお借りして、コードをコピーしたりしている人も多いと思います。
そのようなコードの調査やコピーをする時間をなくしてくれるのがこのBLACK BOX AIです。
BLACK BOX AIはGitHubやGitLabなどのソースのコードと統合するように作られており、さまざまなプラットフォームからコードを検索してコピーすることができるのが特徴です。
また、Java・Python・Ruby・JavaScriptなど多くのプログラミング言語に対応しています。
BLACK BOX AI は主に以下の4つの機能があります。
- Blackbox Code Autocomplete(コード補完)
- Blackbox Repo Search(リポジトリ検索)
- Blackbox Code Search(コード検索)
- Blackbox AI Chat(AIチャット機能)
Blackbox Code Autocomplete(コード補完)
Blackbox Code Autocompleteはエンジニアがより速くコーディングできるようにする機能で、PythonやJavaScript、TypeScript、Go、Rubyなど20以上のプログラミング言語を利用することができます。
Blackbox Repo Search(リポジトリ検索)
Blackbox Repo SearchはIDE内で1億を超えるリポジトリファイルを瞬時に検索できる機能です。
普通ならVSCodeから離れてGoogle検索などWebページを参照しているところをVSCode内でコードを検索できるようになります。この機能は使いこなすことができればかなり便利かもしれません。
Blackbox Code Search(コード検索)
Blackbox Code Searchを使用すれば、開発に最適なコードスニペットを見つけることができます。コメントアウトされた行にコードで実現してほしいタスクを記載するとコードスニペットが表示されます。
この機能も20以上の様々なプログラミング言語で利用できます。
Blackbox AI Chat(AIチャット機能)
AIチャット機能は、IDE内でAIにチャットでコードを質問できる機能です。
BLACK BOX AIは無料で使える?
現在のところ、BLACK BOX AI のVSCode拡張機能にはフリープランが用意されています。
フリープランの詳細に関して、詳しく書いているページがなかったのですが、こちらのページによると以下のような内容がフリープランに含まれているそうです。
- Web アプリでコードを検索
- VSCode でコードを検索
- ビデオ、画像、PDF からテキストをコピー
実際に筆者がこの拡張機能を使用したところ、おそらくAutocomplete機能とChat機能のみフリープランで使用することができそうです。
有料プランの内容は以下のようになっています。月額でも日本円にして1000円ちょっとで使用できると考えるとそれほど負担にもならなさそうですよね。
BLACK BOX AIの使い方
BLACK BOX AIの拡張機能をVisual Stadio Codeにインストールする
BLACK BOX AIの拡張機能はVSCodeの拡張機能インストールページからインストールすることができます。
ただ、使用するには一度BLACK BOX AIのページにてアカウントログインする必要がありそうでした。
アカウントはGoogleアカウントで作成できます。
Autocomplete機能を使う
コマンド+shift+pでコマンドパレットを開きEnable auto completeを選択すると、この機能を使用できるようになります。
Enterを押すごとに、この機能がコードを補完して表示してくれます。表示されたコードをそのまま使いたい時は、Tabキーを押すと保存できます。
Blackbox AI Chatを使ってみる
コマンド shift p でコマンドパレットを開き、Blackbox AI Chatを選択するとチャットページが開きます。
下部のコメント入力欄に教えて欲しいコードのタスク内容を記載すれば、見本となるコードを返してくれます。
BLACK BOX AIのVSCode拡張機能を使ってみた感想
Blackbox Autocompliteの感想
実際に使用してみて、コードを補完しれくれるのはかなり便利に感じました。Tabを押すだけで、補完してくれたコードを保存できるので、体感1/3くらいのタイピングがなくなったように感じます。かなり時間と労力の削減になるかもしれません。
ただ、補完しれくれるのが少し遅いなと思ってしまうこともあり、時々自分でコードを書いた方がはやいと思うこともしばしばです。
Blackbox AI Chatの感想
VSCode内でAIにコードを質問できるとなると、わざわざChatGPTのページを開きにいかなくてもよくなり、便利になりそうだなと思っていましたが、実際には質問に対してコードだけ返してくれるだけで詳しい解説などは補足してくれませんでした。
日本語で質問してみましたが、同じ返答が返ってきました。日本語で質問しても大方OKな気がします。
一方でChatGPTに聞くと、実際のコードだけでなく解説もつけてくれます。エンジニア初心者や中級者の方にとってはChatGPTのほうがありがたいのではないでしょうか。
BLACK BOX AIの拡張機能は結構おすすめ
今回はBLACK BOX AIの拡張機能について解説してきました。
実際に使ってみて、筆者はかなりおすすめな拡張機能かなと思います。コーディング時間の大幅な削減にもなりますし、VSCode内だけで完結するのがかなりありがたいと思いました。
また、有料プランでも高くて月額1000円ちょっとと考えるとそれほど負担にならない料金かと思います。
BLACK BOX AIの拡張機能が気になる方はぜひフリープランから使ってみてはいかがでしょうか!
- ChatGPTで〇〇を効率化したい
- スライドを作るならどのAIツールがおすすめ?
- おすすめのGPTsが知りたい
同じ悩みを解決した人がいるかもしれません。ぜひ質問してみてください!